1968-03-16 第58回国会 衆議院 予算委員会 第17号
○河野(密)委員 私も、国際通貨としてのドルがその価値を堅持することを期待いたしております。 具体的にお尋ね申し上げますが、いまお話がありましたように、きょうニューヨークにおいて金プール諸国の中央銀行総裁の会議が開かれます。ロンドンの市場は土曜日でありますから閉鎖されております。いまの情勢で、この金プール諸国の中央銀行総裁の会議において、何らかの結論が得られるものと御期待になりますか。月曜日から何
○河野(密)委員 私も、国際通貨としてのドルがその価値を堅持することを期待いたしております。 具体的にお尋ね申し上げますが、いまお話がありましたように、きょうニューヨークにおいて金プール諸国の中央銀行総裁の会議が開かれます。ロンドンの市場は土曜日でありますから閉鎖されております。いまの情勢で、この金プール諸国の中央銀行総裁の会議において、何らかの結論が得られるものと御期待になりますか。月曜日から何
○河野(密)委員 私は、特に政府が情報機関等を駆使して得た情報は、当然国民に知らせるべきものは知らせなければならないものだと思うのであります。しかも、この事件をどういうように受けとめるかということは、きわめて重大な問題だと思うのであります。一九二九年のウォール街の異変が世界恐慌に発展をいたしました。私は決して悪い予想を立てようというのではございませんが、われわれの率直なる気持ちにおきましては、私は、
○河野(密)委員 当予算委員会における質疑は多岐にわたっておりまするが、特に本予算委員会においては核の問題が重要問題として取り上げられ、これに対する論議が集中してまいりました。しかし、その途中におきまして、御承知のように国際経済情勢に対する非常に重大なる問題が起こりましたので、私は、まずこの問題から質問を始めたいと思います。 御承知のように、昨年の十一月十八日にポンドの切り下げが行なわれました。それを
○河野密君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員清瀬一郎先生は、去る六月二十七日、にわかに逝去されました。本院は、最も畏敬すべき先輩の一人を失ったのでありまして、痛恨のきわみであります。 ここに、諸君の御同意を得て、議員一同を代表し、つつしんで追悼のことばを申し述べたいと存じます。(拍手) 先生は、明治十七年七月、兵庫県飾磨郡夢前町にお生まれになり、長じて京都帝国大学法科大学を卒業
○河野密君 ただいまは私の本院在職二十五年に及びましたことに対し、御丁重な表彰の御決議をいただき、まことに感謝にたえません。ここにつつしんで御礼を申し上げます。(拍手) 私が初めて本院に議席を得ましたのは、昭和十一年二月二十日、あたかも二・二六事件の直前でございました。時代はまことに流動的で、国会の内外も終始不安な空気に包まれておりました。濱田國松氏と寺内陸相との間の切腹問答も、齋藤隆夫氏のシナ事変処理
○河野密君 私は、日本社会党を代表して、佐藤内閣に対する不信任案の提案の趣旨説明をいたしたいと存じます。(拍手) まず、主文を朗読いたします。 本院は、佐藤内閣を信任せず。 右決議する。 〔拍手〕 不信任案提案の第一の理由は、佐藤内閣の経済政策の失敗であります。 佐藤総理は、本年一月の施政演説において、国民の生活を守り、これを向上させることは、国民に奉仕する政府の任務であり、政治
○河野(密)委員 どういうふうにすべきかというお知恵を拝借してということの前に、文部当局としてどうすべきかという考え方が当然あるべきだと思うのでありますが、これに対してはどうなんですか。どういう方向でもってこの問題を扱おうとしておるのでしょうか。
○河野(密)委員 残念ながらただいまの御答弁は、私は必ずしも及第点を上げることはできないと思うのです。そういう考え方が私は私学の問題を非常に混迷させておると思いますが、私学の今日の紛争というものは、私学の経営の中に何か不合理なものがあるのじゃないか、文部当局の私学監督について、文部行政のあり方に対して、何らかの欠陥があるのではないか、こういうことが感ぜられるわけであります。第一、現在早稲田大学が授業料値上
○河野(密)委員 私は文教の基本的な問題、特に最近頻発しております私学の問題を中心にして、少しくお尋ねしたいと思っております。 最近私学の紛争事件が相次いで起こっておりますが、これについてどうお考えになっておるか。早稲田大学の騒動を頂点として、私学の紛争事件は、あるいは学生運動の形において、あるいは学内対立の形において至るところに火を吹いておるような状態であります。これはたいへん遺憾なことだと思うのでありますが
○河野密君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員河野一郎君は、去る七月八日午後七時五十五分、思いがけぬ病気のため、目黒の自宅において急逝されました。まことに痛惜の念にたえません。 ここに、私は、諸君の御同意を得まして、議員一同を代表し、つつしんで哀悼のことばを申し述べたいと存じます。(拍手) 河野君は、明治三十一年六月、神奈川県小田原市に生まれました。父君は、県下の徳望家として聞こえ
○河野(密)委員 ILOの理事会に出席をいたしましたILO副理事の原口君が帰ってきてからの報告によりますると、ドライヤー調査団に随行して参りましたジェンクス次長が原口君に向かって、日本の総理が約束をしたのである、だからILO八十七号条約の批准は間違いないのだ、総理の約束が破られるはずはないじゃないか、こういうことを申しておったと伝えてくれました。これはおそらくいまの総理のことをさすのだと思いまするが
○河野(密)委員 総理の決意のほどはわかったのでありますが、問題は、これを批准するについての用意いかんということであると思います。 本年一月、お話しのとおりに、ドライヤー調査団が来日いたしました。そのドライヤー調査団は総理にも会っておるはずでございまするが、伝えるところによりますると、ドライヤー調査団長以下に総理がお会いになったときに、八十七号条約批准は必ず実現する、次の国会においては——というのは
○河野(密)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりましたいわゆるILO案件につきまして、簡単に御質問をいたしたいと存じます。 ILO八十七号条約批准の問題は、長い間の政治的懸案でありまして、佐藤総理も、施政方針演説の中において、「ILO八十七号条約について、その早期批准を期する政府の方針には変わりなく、一日も早く関係案件の成立をはかり、多年の懸案であるこの問題に終止符を打ちたいと
○河野(密)委員 御異議なしと認めます。よって、大橋武夫君が委員長に当選されました。(拍手) 委員長大橋武夫君に本席をお譲りいたします。 〔大橋委員長、委員長席に着く〕
○河野(密)委員 これより会議を開きます。 年長者のゆえをもちまして、私が、衆議院規則第百一条第四項の規定によって、委員長が選任されますまで委員長の職務を行ないます。 これより委員長の互選を行ないます。
○河野(密)委員 先刻森山委員の御質問の中において特に名ざしでいろいろと御質問がございました。しかし、委員が委員に答えるということは定石に反すると存じますので、議事進行についてわれわれの考え方を明らかにしておきたいと思います。 自由民主党と社会党との間における窓口折衝は、両党の公に認められたる機関と機関との間においての折衝でございまして、これは公党間の約束であると存じます。その約束されたものを倉石問題点
○河野(密)委員 私たちも、国内法案件とともに一括審議をし、一括通過をするということがこの際必要であろうと存じます。そういう意味合いにおいて、あくまでも総理がその所信を貫かれんことを期待してやまないわけであります。 次に御質問申し上げたいのは、先ほど総理大臣も申されましたように、ILOの本部におきましては、本年の二月十三日の理事会におきまして、八十七号条約の批准の問題に関して日本に調査団を派遣することを
○河野(密)委員 池田総理大臣のILO八十七号条約批准についての非常な熱意を伺って、われわれも意を強うするものでありますが、事のついでに伺っておきます。 いま池田総理はILO八十七号条約と国内諸法案件とこう申されましたが、そういたしますと、池田総理は、批准案件とともに関係国内法の改正を一括して提案しておるのであるから、通すならば一括してこれを通すのである、こういうふうに私は理解いたしました。不可分
○河野(密)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっておりまする諸案件につきまして、主として総理大臣に御質問を申し上げたいと存じます。 国際労働条約第八十七号の批准案は、非常に長い懸案になっております。私は、冒頭に御質問申し上げたのは、池田総理がこのILO条約批准に対してどのような決意を持っておるかということをお尋ねいたしたいと思います。 池田総理は、本国会の冒頭の施政演説におきまして
○河野(密)委員 御異議ないものと認めます。よって、倉石忠雄君が委員長に当選されました。(拍手) 委員長倉石忠雄君に本席をお譲りいたします。倉石君どうぞ。 〔倉石委員長、委員長席に着く〕
○河野(密)委員 これより会議を開きます。 年長のゆえをもちまして、私が、衆議院規則第百一条第四項の規定によって、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。 これより委員長の互選を行ないます。
○河野国務大臣 お答えいたしますが、先ほども申し上げましたとおりに、なるべく不燃性のものにしていきたい、それを奨励していきたいと考えておりますけれども、何ぶん単価の関係もございまして、十分というわけにはいきかねますけれども、役所として奨励するのはなるべくそういう方向にいくように鋭意努力いたしておることは、御承知のとおりでございます。
○河野国務大臣 お示しのような数字になっておりまして、何とかこれを解決しなきゃならぬというように鋭意努力いたしておるのでございますが、その意味におきまして、私といたしましては、大蔵大臣、自治大臣等のせっかく御理解ある御協力も得て、努力しておるわけであります。 具体的に申し上げますと、なるべく民間におきまして、会社の社宅等をひとつ十分活発につくっていただきまして、そして、これら低所得者の諸君の期待にこたえるようにしてもらいたい
○河野国務大臣 岡本さんの御質問のように質問をされますと、一世帯一住宅といってもどんな住宅でもいいのかということになってくると、どうも話がめんどうになってきまして、そこらのところはほどほどのところでひとつ御了承願います。これは、社会党さんのほうでも一世帯一住宅というスローガンで選挙にお臨みになりましたように、私のほうもそういうことでやったのでございますから、そこの一世帯とは、一住宅とはということになりますと
○河野密君 私は、日本社会党を代表して、当面の政治課題について、池田内閣の施策をただし、われわれの納得し得ない多くの点に関して、国民とともに政府の責任を追及せんとするものであります。(拍手) 一九六四年を迎え、早くもちまたには前途多難の声が伝えられ、内憂外患こもごも起こるのではないか、日本を取り巻く四囲の情勢は一段ときびしさを加えるのではないかとの声が高まっております。 昨年の総選挙において最大
○河野(密)委員 御異議ないものと認めます。よって、倉石忠雄君が委員長に当選されました。(拍手) 委員長倉石忠雄君に本席をお譲りいたします。 〔倉石委員長、委員長席に着く〕
○河野(密)委員 これより会議を開きます。 年長のゆえをもちまして、私が、衆議院規則第百一条第四項の規定によって、委員長が選任されますまで、委員長の職務を行ないます。 これより委員長の互選を行ないます。
○河野密君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員花村四郎君は、七月一日朝、神田駿河台の日本大学病院において逝去せられました。私は、日ごろから花村君の清廉な人格に深く敬服いたしておりましたので、君の計報に接し、驚愕おくところを知らなかったのであります。 いま諸君のお許しを得て、議員一同を代表し、追悼のことばを申し述べますに際して、痛恨の情さらに新たなるを覚えるのであります。(拍手)
○河野(密)委員 これがきわめて重要な基本的なものであるということにつきましては、私が申し上げるまでもなく、この条約の成立した経過によりまして、きわめて明白であると思うのであります。このILO条約が採択されるに至りました経過を見ますと、戦後の国際情勢を安定せしむる上において、平和を確保する見地に立っては、どうしても結社の自由という問題を各国が基本的に認め合わなくてはいけないという考え方に立って、一九四七年
○河野(密)委員 池田総理のぜひとも通過せしめたいという熱意のほどを伺って、非常にわれわれも意を強うするのであります。 そこで、私はお尋ねいたしますが、ILO第八十七号条約に対する総理の考え方を承りたいのであります。昨日自由民主党の森山委員の質問を承っておりますと、ILO第八十七号条約の批准の問題が起こったのは、全逓の組合が提訴したり、あるいは動力車労組が提訴したり、何か国際的な圧力をかりて、日本
○河野(密)委員 私は、社会党を代表いたしまして、ただいま議題となっておりまする諸案件につきまして、基本的問題については総理、各般の問題につきましては担当大臣からそれぞれ承りたいと存じます。 御承知のように、日本の政府は、岸内閣以来ILO第八十七号条約は早急に批准いたしますということを国会の中でもしばしば言明し、ひとり国内においてのみならず、国際労働総会の席上におきましても、歴代の労働大臣が参りまして
○河野(密)委員 管理上と言いますか、実際に実地をごらんになったかどうか存じませんが、これがはたして管理の必要上こわした状態であるかどうか、一つごらん願いたいと思います。 〔河野(密)委員、池田説明員に写真を示す〕
○河野(密)委員 木挽館の問題につきましては、もっとあとからお尋ねしますが、同じビルでありまして、しかも木造モルタルのビルでありまして、一つの部屋を借りておる。その隣の部屋があき室になったからそれをこわしてもよろしい、廊下をこわしてもよろしいということは、ビル自体の効用からいって私は許されないことだと思う。かりにアパートのあき室があるから、そのあき室は何をしてもいい、こわしてもかまわないというようなことが
○河野(密)委員 私は株式会社木挽館をめぐる紛争の問題について質問を申し上げたいと思います。 最初にお断わりいたしますが、私は立法、司法、行政、いわゆる三権分立というものがある以上は、それぞれの分野に対してお互いに相侵すことのないようにするということが近代政治の建前であるということを考えるものでありますが、次に私が御質問申し上げますような問題は、いささかその例外に属するかと思うので、一つ当局にもお
○河野(密)委員 私は、この領土の問題はきわめて微妙な問題でありますから、誤解をしないように一つ聞いてもらいたいと思うのでありますが、この固有の領土ということを、どういうとこから平和条約あるいはカイロ宣言、ポツダム宣言——固有の領土ということがどっかに使ってありましょうか。
○河野(密)委員 千言万語を費やして御説明になりましたが、私が今池田総理が言われたことを要訳してみますと、その国後、択捉は歴史的に見て日本の固有領土だ、こういうこと、それからヤルタ協定というものは秘密協定であって、これは認めることができないのだ、こういうことが理由であると思うのであります。その通りでよろしゅうございますか。
○河野(密)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、首相並びに外務大臣、関係閣僚に対しまして、主として外交問題を中心としてお尋ねをしたいと思います。 本第三十九臨時国会におきましては二つの問題が課題となっておると思います。一つは外交問題、現下の国際情勢にいかに対処すべきかという問題であり、いま一つは経済問題、曲がり角にきた日本の経済をいかに指導すべきかという問題であると思います。 世間では池田首相
○河野(密)委員 外務大臣にお尋ねしますが、今の外務大臣のお話でありますと、張勉政権の政治方針というものを日本政府としては大体支持する、こういうような考え方である、さればこそ日韓会談等も行なわれたのである、従って今度のクーデターそのものは、今まだ十分に全貌はわかっていないにいたしましても、この限りにおいては望ましいことではない、こういうふうにお考えなんですか。
○河野(密)委員 日韓会談等の問題につきましては後刻お尋ねいたしたいと思いますが、こういう事態が起こるであろうということは、われわれ門外漢としても想像にかたくなかった。韓国の情勢、政情その他の動きからいたしまして、韓国に何らかの変動が起こるのじゃないか。幸か不幸か存じませんが先月は辛うじて事なきを得たというような状態であったのであります。そういう際において、政府が日韓会談等について考えておられることが
○河野(密)委員 私は日本社会党を代表いたしまして、近く行なわれるであろうと報道されておりまする池田総理の渡米問題に焦点をしぼって、主として外交問題をお尋ねしたいと存じます。 なお、いろいろな問題につきましては、同僚諸君よりそれぞれ御質問を申し上げることになっておりますので・私はもっぱら外交問題についてお尋ねをいたしたいと存じます。 私の質問の要旨はプリントにいたしまして差し上げてありますので、
○河野(密)分科員 私はきわめて簡単に御質問したいと思います。 御承知のように、アメリカのドル防衛の問題が起こりましてから再び問題となり始めたものにガリオア、エロアの資金の返済のことがあります。この問題は非常に重要な問題でありますので、この国会で質問しないということははなはだ不本意でありますし、分科会が必ずしも適当であるとは存じませんが、ここでその問題を質問したいと思うのであります。 まず第一に